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タイの縁起菓子・サネージャンเสน่ห์จันทน์

更新日:2023年6月16日

カノムモンコン(縁起菓子)

煌びやかな宮廷文化が華開いたタイの王朝ではお菓子担当の人が

王族のために美しく美味しい繊細なお菓子を作っていました。 また、仏教国ゆえに徳を積むことが根底にあり

仏様にお供えするお菓子には繁栄・富・幸福・昇進などを願って

その思いがお菓子に反映しているものがたくさんあります。

そんなタイの歴史、文化背景で現在も受け継がれて

作られて食べられているお菓子は縁起菓子として使われてるのは

もちろんのこと普段のおやつとして一般の人にも食べられています。 誰かのために特別に作るお菓子。

作っている自分もとっても幸せな気分になれる

そんなタイ菓子が大好きです。

サネージャン เสน่ห์จันทน์ (saneh jaan)

見た目がとっても可愛らしい♡

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食べるとモチっとした感じ♡ タイのお菓子に香り付けする蝋燭(カノムティエン)やお花の香りが口の中に広がります。




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サネージャンの由来


เสน่ห์(サネー)=魅力

จันทน์(ジャン)=香り木


จันทน์(ジャン)だけで調べると香り木、サンダルウッド(白壇)の木、ナツメグの実が

ヒットするが実際にはカキノキ属の熱帯樹木のจันทน์(ジャン)の木の実がモチーフ。

その木の実が熟すと芳香を放って人を引き惹きつけることから

直訳する”ジャンの魅力”という名前がつけられたと言われている。


ちなみにサネージャンのヘタの部分はナツメグで色付けされる。



サネージャンは人を惹きつける魅力があるお菓子として 愛する人をずっと惹きつけるようにと願って結婚式で使われるお菓子のひとつ。 昨年後半から読み始めたタイ菓子の書物を読んでみると実に奥深い。 少しずつ読み解いてご紹介していきたいと思っています。

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